税務調査は、一般的に次の流れで進みます。この流れを事前に把握しておけば、心の準備が整います。
- 1.事前通知の電話税務署から電話がかかってきて、税務調査の目的や日程調整がおこなわれます。このときに、調査官の人数や準備しておくべき書類についても確認しておきましょう。。
- 2.調査当日調査官が会社を訪れ、事業内容や経理の状況について質問します。帳簿や領収書、請求書などの書類を細かく確認し、申告内容に間違いがないかを確かめます。
- 3.質疑応答調査官からの指摘事項や疑問点について、根拠となる書類を見せながら正確に答えます。
- 4.調査結果の通知調査終了からおよそ一か月後に、修正申告や追加で納める税金の有無が知らされます。
- 5.修正申告・納付もし指摘事項に問題があった場合は、速やかに修正申告をおこない、不足分の税金と延滞税などを納付します。
【令和5事務年度の法人税調査事績】
国税庁が公表した令和5事務年度(令和5年7月から令和6年6月)の法人税などの調査事績は、次のとおりです [出典:国税庁「令和5事務年度法人税等の調査事績の概要」]。
- 実地調査件数:5万9千件
- 申告漏れ所得金額:9,741億円
- 追徴税額:3,197億円
- 調査1件あたりの追徴税額:549.7万円
特筆すべきは、実地調査件数は減っているにもかかわらず、申告漏れ所得金額は前の年度に比べて124.9%と増加していることです。調査1件あたりの追徴税額も549.7万円と、前の年度から増加しています。これは、国税庁が件数よりも、より悪質で多額な不正をターゲットにしていることを示しています。