「月次巡回監査」という言葉を初めて聞く方もいらっしゃるかもしれません。簡単に言うと、これは「税理士が毎月、お客様の会社を訪問し、帳簿や経理処理が正しく行われているかをチェックすること」です。しかし、これはただの表面的な資料チェックではありません。私たち税理士法人 アクシアが考える月次巡回監査は、以下の4つの要素で成り立っています。
1. 正確性の確保
毎月の帳簿や伝票、証憑書類(領収書や請求書など)を、税務・会計のプロが直接確認します。
これにより、会計処理のミスや税務上のリスクを未然に防ぎ、会社の数字の正確性を保証します。正確な数字は、経営判断の土台となります。
もし、数字に誤りがあれば、どんなに優れた分析も意味をなさないからです。このプロセスは、会社が健全な経営を続けるための基盤を築く、最も重要なステップです。特に、電子帳簿保存法やインボイス制度といった新しい法律に対応するためには、専門家による定期的なチェックが不可欠です。
2. 経営情報の可視化
毎月の正確な数字を基に、会社の業績を分かりやすく「月次資料」としてまとめます。
これにより、最新の経営状況がリアルタイムで把握できるようになります。
私たちは、単に試算表を提供するだけではなく、会社の強みや課題を浮き彫りにする「月次経営分析レポート」を作成します。
このレポートには、売上、利益、費用などの推移はもちろん、同業他社との比較、主要な経営指標(KPI)の分析、資金繰りの状況などが含まれます。これにより、経営者は複雑な数字を直感的に理解し、何をすべきかが明確になります。
3. 経営改善のための対話
作成した月次資料を見ながら、経営者様と直接対話します。
単に数字を報告するのではなく、その数字が持つ意味や、今後の経営課題、改善策について一緒に考えます。
例えば、「今月の売上が下がった原因は何か?」「コストが増加した背景に何があるのか?」といった議論を通じて、問題の本質を探ります。私たちは、一方的にアドバイスをするのではなく、経営者様と共に未来を創造するパートナーとして、課題解決に取り組みます。この対話こそが、月次巡回監査の最も価値ある部分です。
4. 安心と信頼の構築
毎月顔を合わせることで、経営者様との信頼関係を深めます。
これにより、資金繰りの悩みや、将来の事業承継といった、話しづらいことも気軽に相談できるようになります。
経営者は、誰にも言えない孤独を抱えることが多いものです。
しかし、月次巡回監査を通じて、私たちは経営者様の最も身近な相談相手となり、心の支えとなります。信頼関係があるからこそ、本音で話し合い、本当に必要なサポートを提供できるのです。
「年に一度の決算」では、1年間の結果しか分かりません。
しかし、「毎月の巡回監査」によって、会社は常に正しい道を進んでいるかを確認できます。これは、航海士が羅針盤を毎月確認するようなものです。