節税は、正しくおこなえば会社の成長を力強く後押ししますが、一歩間違えると大きなリスクを伴うことがあります。
ここでは、多くの経営者が陥りがちな失敗と、その背景にある問題点について詳しく解説していきます。これらの注意点を知ることで、同じような過ちを避けることができるでしょう。
行き過ぎた経費計上
当たり前のことですが、事業に直接関係のない個人的な支出を会社の経費として計上することはできません。
たとえば、経営者の趣味に関する高額な物品や、個人的な海外旅行費用、家族との外食費などを会社の費用として扱おうとする考え方です。
このように事業と関係ない支出を会社の経費として計上する行為は、脱税行為であり、税務調査が入った際に厳しくチェックされ、高い確率で否認されてしまいます。
場当たり的な節税
決算が目前に迫り、予想以上に利益が出そうだと分かったときに、慌てて高額な備品や必要性の低いものを購入するケースです。例えば、業務で使う予定がないパソコンや事務機器を何台も購入したり、過剰な在庫を抱え込んだりする行為は、その典型例と言えます。
知識不足による損害
国や自治体は、中小企業を支援するために様々な税制優遇制度を設けています。
しかし、その適用要件は複雑で、十分に確認しないまま適用を試みて失敗するケースが見受けられます。
たとえば、中小企業経営強化税制を利用しようとしたものの、購入した設備が要件を満たしていなかったり、必要な手続きを怠ったりして、結局控除を受けられなかったという事態です。